中堅所得者のサラリーマンでも港区に住めるのか

一般的に港区はセレブ(高所得者)が集まる地区と言われていますが、年収が高くないごく普通のサラリーマンでも港区に住めるのでしょうか。

結論からいうと、全然住めます(住んでます)。というより自分が住んでみて分かったことですが、年収400万円~の中堅所得者層こそ港区住まいはおすすめです

同じ額の住民税を払うなら、公共サービスや福祉が行き届いている方が絶対いい

「○○区は住民税が高い」「××市の方は住民税が安い」と言う人をたまに見かけますが、これは実は勘違いで、どこに住んでいようが住民税率は一律10%です。住んでいる地域によって納めるべき金額が変わってくるのは「国民健康保険」であり、この国民健康保険は主に自営業者(無職、フリーター含む)が加入するものであるため、会社勤めのサラリーマンにとっては関係のない話です。

仮に給料が額面(年収)で500万円の場合住民税額はおおよそ25万円くらいになりますが、これは港区に住もうが足立区に住もうが、はたまた財政破綻した北の夕張市に住もうが、どこにいっても納めるべき金額は変わりません。であれば、より公共サービスや福祉が行き届いている自治体を住まいに選んだほうが、税負担の費用対効果の面で優れていると言えます

港区に住むメリットは結構多い

港区の行政や福祉、公共サービスが優れていると感じる点として、次のものがあると個人的に考えています。特に子育て費用の面についてはかなり手厚い支援を受けられます。

  • 通常の出産育児一時金の42万円に加えて、さらに30万円が補給されます(つまり72万円まで出産費用の助成を受けられます)。→こちら
  • 保育園・認定こども園の数が多く待機児童がゼロで、さらに第二子以降は保育料が無料になります。→こちら
  • 20~30%のプレミアムがついた地域振興券が不定期で販売されます。「ビックカメラ赤坂見附店(港区)」でも使えるため、新型のSIMフリーiPhoneとかも安く買うことができます。→こちら
  • 区役所の数や窓口スタッフの人数が比較的多く、役所手続きで待たされることがあまりありません。
  • 最新器具やプール等も揃っている区営のスポーツジムがワンコインで利用できます。→こちら

ほかにも港区は企業のオフィスが集まる場所でもあるので、人によっては往復の通勤時間が30分を切ることもあります。保育園の送り迎えのことを考えるとこれは非常に大きいアドバンテージです。

区立住宅や区営住宅、公営住宅(UR/JKK)を選べばわりと安く港区に住める

港区は確かに平均家賃が高く、六本木や赤坂、広尾のようなエリアの分譲マンションなんかは軽く月100万円以上は賃料の発生します。ですが、区立住宅や区営住宅、公社住宅(UR/JKK)等に絞って選べば3LDKが月10万円台だったりして、思いのほか安く住めます。

区立住宅や区営住宅、公社住宅(UR/JKK)についてはこちら

例えば、「高輪ゲートウェイ徒歩5分」「2LDK」の物件で131,200円/月

もう少し予算が出せる方は、「麻布十番徒歩10分」「3LDK」の物件で187,900円/月

など、たくさんあります。個人的におすすめなのは次のエリアです

  • 港南エリア
  • 芝浦エリア
  • お台場エリア

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