【保育料の満3歳問題】幼稚園・こども園は満3歳到達から以後無料なのに、保育園は満3歳到達でも2歳児クラスのあいだはずっと有料

前書き

自治体(港区)から「あなたのお子さんが満3歳になったので、児童手当を減額しておきますね。よろしく。」といった趣旨の封書が届いた。

3歳になった娘は習い事を始め、嗜好品(チーズ鱈)の美味しさに気づき、道を歩けばアンパンマンのガチャガチャをせがむようになり、今後ますますお金がかかるようになったのになぜこのようなむごい仕打ちを受けるのか。むしろ増額するのが筋ではないのか。

逆に月齢が上がることで家計が楽になる要素はないのか調べたら、どうやら保育料の無償化は満3歳到達のタイミングではないことがわかった。

保育料無償化は3歳児クラスから

保育料の無償化対象は「3歳児クラスから」であるため、対象児童が3歳に到達しても保育料が無料になることがない。

具体例をあげると、4月1日時点で2歳児であった4月生まれの児童は、3歳に到達後も残り11ヶ月のあいだ保育料をずっと満額支払うことになる

ただし、幼稚園・認定こども園は「満3歳到達」から以後無償

ここでややこしいのが幼稚園や認定こども園の存在で、これら機関が提供するのは「保育」ではなく「教育」に相当するという理屈から、満3歳到達時点から以後ずっと無償となる。

あまりにも不公平

各自治体で人気殺到の幼保一体型の認定こども園(※港区なら芝浦アイランドこども園)に運良く「入園できた組」の場合、認定こども園に「落ちた組」とのあいだで最大で11ヶ月分もの保育料支出の差が生じることになる。両親の所得によっては60万円~100万円の支出差にもなるわけで、これはあまりにも不公平ではないか?国政の歪みを垣間見た。

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